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梅

ウメについて

ウメは古来より日本人が医食の両面にわたって利用してきました。
原産地は中国の山岳地帯で、日本には遺隋使、小野妹子が中国より持ち帰った漢方薬烏梅(うばい)が日本最初の梅干と言うことで現在にいたていると去れています。
バラ科の落葉樹であるウメは、ニオイグサとも呼ばれていました。
実をとるための品種は多いのですが、果実の大きなブンゴウメと果実の小さいコウメが一般的とされています。

ウメの成分・効果について

主成分は約90%の水とわずかなタンパク質と糖分です。しかし、多種多様なミネラル類、ビタミン類、有機酸類があります。

有機酸 ・・・ クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸など
ミネラル類 ・・・ カルシウム、リン、カリウムなど
ビタミン類 ・・・ カロチン、B1、B2、Cなど

果実にはコハク酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸を含有し、これらは殺菌作用を示します。またクエン酸は疲労の原因である乳酸の発生を抑えるとともに、血液をアルカリ性に保ちます。

ウメの成分・効果についてイメージ画像

烏梅(ウバイ)

熟す直前の梅の実(いわゆる青梅)をわらを燃やした煙をあてて薫製にしたものが「烏梅」です。漢方における清涼性収斂薬として止瀉、解熱、鎮咳、去痰に使用するほか、回虫駆除にも用いられます。また烏梅肉は擦傷、切傷などの肉芽形成促進作用があり、内服・外用ともに効果があります。
この烏梅をもとに考案されたのが日本独特の梅肉エキスで、下痢、便秘、消化不良に効果があるとされています。

梅干し

梅干しは青梅を塩・紫蘇で漬けた日本固有の嗜好品で健康食品の代表といえます。梅干しの色は紫蘇に含まれるシアニジンという色素によるもので、酸にふれると紫紅色になる性質があります。紫蘇には抗菌作用や精神安定効果があります。
おむすびや弁当に梅干しを入れるのはご飯を腐らせないための昔からの知恵ですが、これは梅に含まれる有機酸の殺菌作用によるものです。またこれらの有機酸が唾液や胃液の分泌を促進するので健胃薬にもなります。
かぜには梅干しを黒くなるまで焼き、熱いうちに茶碗に入れて熱湯を注ぎのむと効果があります。

徒然日記
参考URL : http://www.st.rim.or.jp/~r_imai/personal/

梅干しイメージ画像

梅酒について

梅酒には、疲労や暑気あたりを防ぐ効果があります。
用いるウメは、梅干しと同様、青梅がよいでしょう。口当たりがよいのでつい飲みすぎてしまいがちですが、1回に飲む量はせいぜい20~30mlくらいにしたいものです。少量ずつ飲んで体調を調えるようにしましょう。

梅酒の作り方

(1)青梅1キログラム、氷砂糖300~800グラム、焼酎35度1.8リットルの割合で用い
  ます。梅を水洗いし、ふきんでよく拭いて水けをとります。
(2)広口びんに梅を入れます。梅は上から落とすと傷がつくことがあるので、中まで
  手で入れます。そして梅の上に氷砂糖を入れ、平らにならします。
(3)焼酎を注ぎ込み、広口ぴんの口に蓋をして密封します。冷暗所に置き2~3か月
  たてばできあがりです。できれば2~3年と長くおくほどまろやかな味がでます。

(東灘区ホームページから転載)

梅酒についてイメージ画像

しそ

漢方で葉を蘇葉、果実を蘇子といって、発汗、精神安定のほか、食欲増進、整腸作用もあるといわれています。
その他に、お茶やレンコンなどに含まれるタンニンという成分に、便をかためる作用や、止血作用があります。

梅酒がだめなら梅ジュース(蜂蜜と梅の意外な相性)

お酒がだめな方でも、蜂蜜なら大丈夫。
水洗いした青梅をざるに上げ、水切り。
広口瓶に梅と蜂蜜を入れて3ヶ月ほど冷暗所で保存。
夏の疲れが残っている、9月頃には、美味しくいただけますよ。
漬け込み時、梅に傷を付けると、エキスは早く出てきますが、熟成してくると発酵しやすくなるので、おすすめしません。どうしても傷をつけたい方は、竹串や楊枝で。(金属のフォークなどを使うと味が悪くなります。)
疲労回復や風邪にぜひ自然の効果を!
※梅干を食べすぎると、胃液の分泌が過剰になったり塩分の取りすぎにつながったりします.一日に一個程度にしましょう。
「自家製梅干しの作り方」より転載(転載許可済)

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